今日は、能登の地域を中心に初めて4件の営業に出ました。
1回あたり1時間以上はたっぷり話をしますので、帰りは当然夕暮れ時です。
1つ目の校長先生から聞いた話。前任校が閉校になったらしく、その後始末が大変だったとのこと。荷物の整理だけでなく、記念誌、記念式典、帳簿の整理などなど、本当にご苦労されたとのことでした。
2つ目の学校では、児童相談所がらみの案件で、学校中に激震が走ったとのこと。保護者とのやりとりでそりゃあもうご苦労されたという話に、私も共感しまくりでした。おかげさまで、拙著『船中八冊』をお求めいただきました。ありがとうございました。
3つ目の学校はちょうど給食後の昼休み時。駐車場を降りて、グランドをふと見ると、目当ての校長先生が子どもの遊んでいる姿を見守っていました。声をかけて、校長室に入ると、突然、写真にあるタフマンがドンと机に置かれました(笑)コーヒーやお茶ならよくある光景ですが、いきなりタフマンが出てくるところが、この校長先生のエネルギッシュなバイタリティの表われですね。おかげさまで、若プロの講師として私を雇ってくれそうな話になりました。腕が鳴ります♪
4つ目の学校は、7つの学校が統合された学校でした。グランドの色が違う・・・。黒い!なんで!?どうやら、岐阜から仕入れた特注の土らしく、雑草が生えない土だそうです。夏の草むしりをしなくてよいとのこと。お金がかかってます。もう一つ驚いたのは、特別支援員さんの数。570名の児童数の学校に、なんと10名の支援員がついている・・・。普通、この規模なら4~5名がついて普通です。これまたお金がかかってます。びっくりでした。
それだけ、特別支援教育に力を注がなければならない実情があるということです。就学前の保護者での説明会で最近必ずお話することがあるとのこと。次のような話をするそうです。
「特別支援学級に通うお子さんをつかまえて、あからさまに〝あの子は勉強できない子なのよ〟とか〝普通の子と違うのよ〟という話をご自分のお子さんの前で話すことはおやめください。」
信じられない話ですが、このような説明をしなければならない実情があるということを学校現場だけでなく、社会全体で受け止め、考えていかなければならないことだと痛感しました。
個性的な4人の校長先生と会い、4人いれば4人なりの悩みやご苦労があるとしみじみ感じながら、能登路をあとにしました。
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