風薫る五月 能登路を行く

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2日連続で能登路を走る。アヤメ(カキツバタかも!?)がきれいでした♪

海辺に近い能登の校長先生2名とも、異口同音に告げた学校の課題は、〝保護者対応〟。

漁師町を抱えた学校だけに、気に食わないと、まず言葉が荒い!激しい!とのこと。若い教師が増えたため、管理職がバックに入り、対応のシナリオ作りに余念がないとのこと。

一人の校長先生は、「中学年、特に3年生になってからなぜか荒れるのが本校の特徴」とのこと。

私は、「それは低学年の先生方の指導に課題があるのでは?」と指摘。

つまり、低学年時にかなり抑え込むような指導が目立っていたのではないかという点です。力技で抑え込むと、中学年で反動が出やすいのです。特に、若い優しい先生が3年生に受け持つと爆発しやすい。そのような話をしました。

かなりお疲れの様子だったので、今後も電話やメール等で応援します、とお伝えしました。

もう一校の校長先生とは、2時間あまりも話し込みました。難しい保護者対応は、最終的にすべて校長が対応するとのこと。細かいシナリオを組み立て、全戦全勝!とおっしゃっていましたが、前の晩は頭の中がグルグル回って眠れない、という悩みを訴えていました。そのお気持ち、よく分かります。

「保護者対応の若プロに、私を講師としてお呼びくださいね」

そう言って能登路を後にしました。

何を隠そう、私自身、校長職ラストイヤーは、保護者対応で悩みました。だからこそ、校長先生方は、独りで抱え込まず、教育委員会に相談するだけでなく、本研究所に悩みを打ちあけてもらえばよいのです。深夜でも対応可能ですから…。(ここが本研究所の売りです)

能登路を去る前に、一人の校長先生と〝夢〟について語り合いました。とても爽やかで熱い思いに包まれました。その校長先生は、退職後はきっぱりと教職関係とは離れ、「作家になる」とのこと。その夢を語る眼は、キラキラと希望に輝いていました。

〝退職後の夢を語る〟

そんな場を設定するのも、本研究所の役割かもしれない、なんて、ふと思ったりました。退職してからの夢があれば、どんなつらい場も乗り越えられる…。そんな気がしました。

学校のミカタ・松下教育研究所の使命はますます大きくなるばかり、と実感した能登路を走った2日間でした♪

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