この写真はどなたかわかりでしょうか。私は勉強不足で、今回この学校を訪れて初めて知りました。
〝宮本三郎〟 全国的に有名な洋画家です。この地域が生んだ偉人の一人として、校長室にあった写真を掲載させていただきました。それだけではありません。下の写真にあるように、ちゃんと宮本画家のホールが玄関先から入ってすぐに広がっています。地域と学校の力の入れようがよく分かります。
そういえば、西田幾多郎を生んだ学校、そして八田與一を生んだ学校も、地域の偉人を前面に出していたことを思い出しました。地元の偉人が存在する学校ってある意味、伝統を受け継ぎ発展していくという意味で、学校の経営ビジョンを示しやすいのではないかと思いました。(地域の思いが強いあまりご苦労もあるとは思いますが)
この学校は、航空自衛隊の近くなので、児童の転出入が半端ないということでした。仲良くなったかなと思ったら、転出・・・と保護者の異動に伴う転校が頻繁とのことでした。指導要録の異動つづりの厚いことに、赴任されたばかりの校長先生は一番驚いたそうです。
「うちの学校の児童は、とっても優しくていい子なんです。さらに強くなってくれると申し分ないのですが・・・。」
私が退職した学校も似たような傾向性がありました。
ぜひ弊所発刊の『船中八冊』の冊子『校長通信セレクト55』のp79~p87をご覧ください。〝AQ指数(逆境指数)〟が特集されています。<逆境に強い子にするには、どうすればいいか>、が書かれてあります。参考になると幸いです。
赴任されたばかりの学校で、思い切り辣腕をふるっていただき、さらに素敵な学校となるようにがんばっていただきたいと心から思いました。訪問させていただき、ありがとうございました。
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