今回は、県内大手の寿司店の元社長さんの経営者セミナーのお話でした。深イイ話でした♪
「なぜお客を失うのか!?」
それは、多くの原因は〝客への無関心〟であると・・・。
学校現場に置き換えてみましょう。「なぜ子どもたちが言うことを聞かなくなるのか!?」
その原因は、〝子どもたちへの無関心〟である、といってもよいのかもしれません。まじめに先生の言うことを聞いている6割の子どもたちを放っておいて、問題行動をする子どもばかりに目が行ってしまいがちな若い先生は、6割の良い子を無関心のまま放置してしまう。だから、学級がうまくいかなくなる現象が、この6月から起き始めるのではないかと推察します。
校長側からすれば、素直にしっかりと仕事をしている職員に対して、適時に声掛けをしているのか。「いつもありがとう」「子どもたち、落ち着いてきたね、ありがとう」というきめ細やかな言葉かけ、心がけているのか。
〝職員への無関心〟
ここに気を付けたいものです。最低1日1回は、職員室の中を歩き回り職員へ声掛けすること。校舎内を見回り、子どもたちだけでなく、職員のがんばりをジャストインタイムで認めること。改めて日々行うことを心がけたいものです。(私はよくそこが抜けていたので自戒の念をぬぐいきれません)
また、元社長は、次のような話もしてくれました。
「社長業は、何のためにあるのか!?」
それは、〝人が幸せになるためにある〟と・・・。深い含蓄のある言葉だと思いました。
〝社長業〟を〝校長業〟に置き換えてみれば、ストンと腑に落ちるかと思います。
人の幸せを常に願う経営者の「おもい」を大切にしてほしいと言われました。
「おもい」には、「思い」「想い」「念い」というレベルがあります。思いは自分レベル。自我の思いが中心。「想い」から「念い」にいくほど、利他へとシフトアップするとのこと。1日の自分の中に去来する「おもい」を自己分析して、〝自我〟が多かったか〝利他〟が多かったか、ふりかえることで自らの経営者としての「おもい」の反省をくり返していくことの大切さを痛感しました。
最後に次の言葉が深く心に残りましたので、紹介します。
「〝感謝〟という思いは、有り難くないことを経験した時にこそ、本当の〝感謝〟になる」
ツライ経験、あってほしくない出来事に見合う体験、だれもが通りたくない道ですが、その道を汗かいて智慧出して乗り切ることで見つかる〝人への感謝〟こそが、心からにじみ出る本当の「ありがとう」かもしれませんね。
何か一つでもこれをご覧になっている学校関係者の方々に参考になれば幸いです。ありがとうございました。
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