先週の終わり、全校集会プレゼン『船中八本』をご要望の校長先生の学校に訪れました。
その際、次のような相談を受けました。
6年生という最高学年でありながら、なかなか学習集団としてまとまらない悩みを抱える学級担任がいらっしゃるとのこと。この学担を何とか支えていきたいという校長先生の苦悩と願いがひしひしと伝わってきました。
「話を素直に聴けない」
「理解が進まないから余計に離席することが多発するという実態…。」
今の時期でこのような状況になると、6年担任としては授業を進めることはとても苦しいのではないかと思います。
どうやら、これまで3年間、マスクをつけたまま、〝コミュ不足〟になりがちな生活を余儀なくされてきた子どもたちの弊害が出ているのではないかとの校長先生の見解でした。だからこそ、5類引き下げになった今が、これまでのコミュ不足解消の大きなチャンスだとおっしゃっておられました。
・教室の座席形体を「寺子屋方式」から「コの字型」に変えることで話し合う雰囲気を醸成する
・宿泊体験での「本物体験」を通して、本音で語る場を想定し、子ども相互の距離感を縮める
この2つの取組で6年生のコミュ不足を少しでも解消し、クラスのまとまりをつくろうと必死で学担を応援していこうという校長先生の姿に、胸が熱くなりました。
「子どもって思い通りにならないことは多々あります。そんな時、教師のこれまでのやり方はあっさり捨ててしまって、目の前の子どもと向き合う勇気を持ってほしい」
捨てる勇気と向き合う勇気、子どもたちを預かる大人にとって、これが一番求められているのではないかと思います。ここの校長先生は、職員にこの2つの勇気を持ってもらうように熱く語ることのできる先生だと思います。子どもたちの変容は、教師の変容にかかっております。
今後も応援していきます♪ また、松下教育研究所にその後の経過をお知らせくださいね!
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