昨日、特攻隊ミュージカル『流れる雲よ』を観劇してきました。
特攻隊員、沖縄戦だけで1036名の若者が英霊となっています。(うち石川県から17名)
冒頭のタイトルにもあるように、戦死した若い特攻隊員から、
「今、日本は、いい国ですか?」
と問われたら、みなさんはなんと応えますか。胸を張って「ハイ、いい国です!」と応えられるでしょうか。
戦時中の多くの若者は、「祖国・ニッポン」を護るために、尊い生命をなげうちました。未来のニッポンが「いい国」になることを夢見ながら、海に消えていったのです。
78年経った今、わが国の現状はいかがでしょうか。「いい国」になったといえるでしょうか。私は劇を観ながら、号泣しつつ、この言葉への返答に言葉が詰まりました・・・。
例えば、次に示すのは子供虐待の現状です。
子供の前で家族に暴力を振るうなどの「心理的虐待」が最多で59.1%(12万9484件)、暴力を加える「身体的虐待」が23.6%(5万1679件)、「ネグレクト(育児放棄)」が16.2%(3万5556件)、「性的虐待」が1.1%(2451件)。
相談経路で最も多かったのは、「警察など」の51.5%(11万2965件)、次いで「近隣知人」の11.0%(2万4174件)でした。家庭内暴力などの通報を受けて警察が駆け付けた際、子供が心理的虐待を受けたと見なして、児童相談所に通告するケースが増えているといいます。 また、21年度に虐待を受けて死亡した子供の数は、心中を除いて50人。「身体的虐待」が42%(21人)、「ネグレクト」が28%(14人)という内訳です。主な加害者は実の母親が4割で、最多の20人でした。
2022年度だけで、児童虐待相談件数は、21万9170件にのぼりました。これは、1日平均で600件という数値になります。1日600件の児童虐待が、この日本で起こっているという事実を私たちは、受け止めなければならないと思います。
こんな実情にあるニッポンを特攻隊で散っていった英霊たちは、どのように私たちのことを眺めているのでしょうか。今一度、祖国・ニッポンのために命をささげた英霊たちに恥じないニッポンをつくっていかなければならないと心新たにした瞬間でした。
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