昨日、『吉田松陰的な生き方』の講演会に参加してきました。この写真は、松下村塾の写真です。参加した理由は、明治維新は松陰なくしては実現しなかった、という確信があり、その確信をより深いものにしたかったからです。一時期、教科書から、吉田松陰や坂本龍馬を外そうという動きがありましたが、とんでもないことです。この二人の存在がなかったら、今のニッポンはないと私は思っています。
松陰は、野山獄に幽閉されていた時に、知人に寄せた手紙にこう書いていたそうです。
「日本も、西洋諸外国のように、軍艦を持つべきだ。軍艦も持って、対等にやりあえるところまで力をつけなければならない」
山鹿流兵法と長沼流兵法を極めた吉田松陰は、当時の日本のトップレベルの軍学者でもあります。彼がそう言うのは、日本を護るために必然の言葉かと思います。
では、現代の日本に松陰が生きていたら、どういうでしょう。きっとこういうはずです。
「日本も核を持つべきである。しかも、原子力潜水艦を最低3隻用意して、日本沿岸を警備させる。それだけでなく、日本沿岸に電磁波バリアを張り巡らし、北からのミサイルから防御すべきであろう」
今や日本は、北朝鮮・中国・ロシアという3つの核保有国に囲まれています。アメリカやNATOは、遠い日本を助けに来てくれるでしょうか。今のバイデン政権では不可能でしょう。今のウクライナの現状を見れば明らかです。武器だけやるから、日本は自分の力で護れ、というに違いありません。
NATOも一枚岩ではありません。もうウクライナ支援から身を引き始めてます。すでに一番の支援国だったポーランドは、支援をしないときっぱりと言い切っています。農業国・ポーランドにウクライナの安い穀物が大量に入り込み、自国の農業が大打撃を受けたからです。どの国もまずは「国益」を考えます。ロシアを敵に回したばかりに、安い天然ガスや石油もNATO諸国に入らなくなりましたから、これからの冬も暖房の燃料を確保するのに苦労するはずです。もう国民は燃料高、物価高に辟易しています。よって、NATO諸国は、日本の軍事支援はできないはずです。
現代に吉田松陰が生きているなら、投獄や処刑覚悟で、岸田首相に直接、建白書を大量に書いて送り届けるはずです。
「このままでは、ニッポンは確実に滅びる。だからこそ、軍事・経済・食糧・エネルギーの自立と確保を急げ!」
そんな内容の建白書を書いて、松下村塾の塾生を動かし、現代の政治に強く働きかけていくはずです。
このブログをご覧のみなさんも、今の日本のままではダメだ、と思われている方がいらっしゃるかと思います。何をどうしていけばよいのか、国民一人一人が真剣に考えていく土壌づくりが大切になると思います。
松陰が提唱した〝草莽崛起(そうもうこっき)〟。志を持ったものが立場を超えて同じ目的を持って、一斉に立ち上がることを意味します。
まさに今が国難のときです。幕末以上に、今やニッポンは植民地になり下がる危機、国家存亡の時です。一人一人が幕末志士となり、〝草莽崛起(そうもうこっき)〟を合言葉に、今自分のできることを精一杯行動していきたいものです。
まずは、いかに今が国難の時であるか、を知ること。そこから始めていきませんか。国防、食糧、エネルギー、経済、少子化問題・・・知れば知るほど、危ない状況が分かります。今の政治家に任せておけばいいという悠長なことは言っておれないことが分かります。
2025年。ここが最大の分岐点です。あと1年半・・・。自分にできることを精一杯やっていく。そして、仲間を増やしていく。そして提言していく。
「知る・つながる・立ち向かう」 この3つが、大切なキーワードではないかと思っています。
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