4月6日からNHKで『新プロジェクトX』が始まります。私は、以前この番組が放映されていた時、社会科教師として、この番組づくりをしているプロデューサーの教材開発力のすごさにいつも畏敬の念を抱いていました。
一番すごいと思うところは、「人」へのスポットの当て方です。様々な技術開発や会社の起死回生の発明がクローズアップされる中、この番組の一番のスポットライトを浴びせている点が、名もない「人」の苦悩する姿とそれを乗り越える姿です。
社会は「人」の集まりです。社会科も「人」の営みをクローズアップさせて教材を開発します。
その教材開発の過程が、プロジェクトXの番組づくりと社会科の授業づくりが極めて似ているのです。どんな人にスポットライトを当てて、どのようなストーリーで番組を構成していくのか。私は、いつも番組を見ながら、プロデューサーの構成力を洞察するのが楽しみの一つでした。
新年度のスタートとともに、この番組が再び新しく始まるのが、個人的にとても嬉しく思います。
特に若い教師は、この番組を見てほしいと願っています。一つのことに夢中になって取り組む人々の働く姿を感じ取るとともに、その番組づくりの構成の工夫を自分の授業づくりの工夫に活かしてもらえたら、と心より願っています。
4月6日(土)19時30分からです。ぜひともに見て、感動を分かち合いませんか!?
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