昨日(4月6日)、参議院議員の川田龍平氏の講演会に参加してきました。
理由は、「食」をテーマに活動されているという方だったからです。
川田龍平さんといえば、約30年前に話題になった〝薬害エイズ〟が有名です。実名を出して、大手薬品メーカーや厚生省を相手取って果敢に闘った、当時の時代を動かした人でした。
今は、日本の「食」事情に危機感を覚え、子どもたちの給食を「オーガニック」「無償化」にしようという動きをされており、超党派の議員を集め、その数は30名を超えると伺いました。
弊所でも、白山市の給食に「無農薬」「無償化」の実現に向けて、農家の方や市民活動の方々と手を取り合って活動を展開しております。
以前、このブログ(2月25日掲載)でも紹介した「食」の問題を熱く語っていただきました。
・あきたこまちRが出回ることを何とか阻止したい
・食品表示がどんどんゆるくなり、消費者が選ぶことができなくなりつつある(「国産」表示から「国内製造」という表示に切り替わる。これは外国産のものでも国内で製造していれば国産扱いということか!?)
・千葉県いつみ市では、オーガニック・無償化が成功しており、県内の木更津市でも同様の動きが見られている
・在来品種のタネを残す「タネ農家」が激減しており、このままでは外来種のF1のタネに依存してしまうことになりかねない
・政府は、「ゲノム編集」の養殖魚の販売やコオロギなどの昆虫食を推進しようとしている(危険性が未知数にもかかわらず)
ここ数年で、日本の「食」は切羽詰まった状態になるのは間違いありません。農家の後継者も激減してますから、ここで「オーガニック」「無償化」給食を推進することで、稼ぐことができる若手農家を増やすことが可能になります。
川田氏は、〝ローカル・フード法〟を制定し、日本の在来種のタネを守り、日本の食文化を維持。発展させることで、日本の国を支えていきたいと語っていました。
私たち市民にできることは、「米」を食べること、「食品表示」を丁寧に見ること、今起きている「食」に関する事実に目を向け、周りに伝えることです。
教育に関わる者として、子どもにかかわる「食」の問題ははずすことのできない大きな課題です。
現実から目を背けることなく、常に学び続けながら、「安全・安心」できる食環境の実現に向けてともに行動していけたらと思います。
皆様、どうかご協力のほど、お願いいたします。
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