以前、このブログで紹介した『いのちのめがね』を先日ようやく読み終えました(^^♪
いやあ、これは教師必読の書です!発達障害、学習障害の児童も、「見え方」を改善すれば、ぎこちなさや不器用さがずいぶん解消される事例があるからです。
これから、しばらくシリーズで中身をピックアップしてご紹介したいと思います。
まず驚いたのは、「眼」が「脳」の一部であるということです。「見る」ということは、「眼で物体を見る」のではなく、「物体を脳が認識している」ことである、ということ。
また、眼から入る情報は、全身の体の機能ともかかわり、体のバランスを支えています。つまり、眼は脳の状態がそのまま現れている器官といえます。
目の入り口に「瞳孔」があります。光の量を調節する〝カーテン〟と言えます。このカーテンの役割の瞳孔にも左右差があり、異様な〝まぶしさ〟を感じたり、作業のぎこちなさを生じさせたりすることがあることが分かっています。目と自律神経は密接なつながりがあり、心の不安定さを生み出す原因にもなっていることも分かっています。
学習する際やパソコンでの仕事をするときには、副交感神経をほどよく使えるリラックス状態を作る方が、眼と脳が効率よく働かせることができます。リラックスは、眼と脳の機能を高める効果があるのです。
リラックス効果を高めるコツは、「あくび」「水を飲む」「ガムをかむ」です。仕事中はガムをかむのは抵抗を感じますが、この3つは眼と脳のリラックスを取り戻す効果があります。よく大リーガーが、ガムを噛みながらプレーするのをよく見かけますが、リラックス効果を高めるためだったのですね(^^)/
次回は「眼」のもう一つの機能である「調える」機能について特集します。「眼」は見る機能だけではなく、「調える」機能こそ本流であることを分かっていただけると思います。
次回もぜひ読んでくださいね(^^)/
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