灰谷孝さんの『いのちのめがね』第3弾です。
眼には、2つの情報収集ルートがあるそうです。
① 視覚系ルート ・・・ 物体を「見る」ためのルート
② 非視覚系ルート ・・・ 体を動かしたり調整したりする「調える」ルート
灰谷さんは、特にこの②に注目し、カラーレンズを使うことで、劇的に困り感のあるお子さんや仕事を持つ多くの方を救ってきた方なのです。
この「非視覚系ルート」は、「体内リズム」「脳の覚醒状態」「自律神経」「糖代謝」「姿勢」「眼球運動」「空間把握」だけでなく、「無意識」の領域である〝安心・安全〟に関わるエリアにも情報を送られていることが分かっています。
周囲の動きにいち早く気づいて動けるかどうか、これも眼の非視覚ルートを使っての無意識でおこなわれる能力と言えます。
発達障害のお子さんで、ここの能力のあるなしで行動が大きく変わる、と言われると「確かに!」とうなづかれる教育現場の先生方も多いのではないかと思います。
実は、カラーレンズをその人に合ったものを選ぶだけで、姿勢が安定し、感情も落ち着き、学習効果が上がることが分かっています。その秘密はどこにあるかというと、「体幹の安定」にあるのです。
「体幹の安定」は、筋肉の強さではなく、〝感覚と神経がつながった時〟に効果が上がるのです。
灰谷氏は、カラーレンズの効果として、次のものを挙げています。
①コントラストを整える ②視覚の疲労軽減 ③まぶしさの怪訝 ④視力値の向上
⑤運動パフォーマンスの向上 ⑥視知覚の向上 ⑦ピント調整力の向上 ⑧眼球運動の向上
⑨感情の安定 ⑩自律神経が整う
一人一人に合う「色」があるそうです。私は「黒」が合うと診断の結果で分かり、今も車の運転や自宅でパソコンやテレビを見るときは、黒のサングラスをして過ごしています(笑)。
関心のある方は、ぜひ灰谷さんの本『いのちのめがね』をお読みください。私は、市立図書館で見つけて一気読みしました、アマゾンでも購入可能です。
そして、ホームページでは、〝イノチグラス〟と検索してみてください。灰谷さんの特集も見られますし、全国のカラーレンズ調整できる方の一覧も見られます。
自分の合ったカラーを見つけることで、生きづらい毎日から卒業できるかもしれませんよ(^^♪
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