久しぶりの投稿です。これまで、夏のアルバイトやコンサルや都会での研修など、目白押しの2週間でした。来週から2学期が始まります。その前に、前回の続きを書かないと、と思ってこの記事を書いております。
前回、『杜人』という自主映画を紹介いたしました。その映画の主人公が、上の写真に紹介しました〝環境再生医・矢野智徳〟さんです。
地味な映画ですが、内容はすこぶる深いものでした。
「土の中は呼吸している」
「水の行き場がないから、豪雨で土砂崩れが頻繁に起こる」
「風通しを考えないと、木はだめになる」
矢野氏は、里山やお寺の墓場の土地を一見しただけで、どこに溝をつくれば、たまった水が流れ出すのか、どのあたりの木や枝を切れば、風通しがよくなるのか、が分かる名人です。
彼が手掛けた里山や由緒あるお寺の墓地は、しばらくすると、水害も起こらず、そこにある植物が蘇り、イキイキした環境に再生します♫
だから、彼のことを「環境再生医」と呼ぶのです。
私は、約2時間のドキュメント映画を観てこう思いました。
「この映画を県知事、輪島や珠洲市長に見てほしい」
「この映画を、土木会社や建築会社の社長や役員に見てもらいたい」
とつくづく思いました。高度経済成長の名のもと、日本の都会から田舎までコンクリートで固められてしまいました。自然環境から言わせると、まさに無秩序に開発してきたのです。
その弊害が、毎年起きる自然災害でもろく国土が悲鳴を上げる結果となっています。
矢野氏は、映画でこう語っています。
「水害や山崩れは、水の抜け道や空気の抜け道・通り道をつくるだけで最小限に抑えられるのに・・・」
これから能登復興が進められます。矢野さんのような土と水と風の呼吸が分かる人たちの指導のもと、復興開発されることが望ましいと私は痛感しました。
9月8日には、珠洲市でこの映画が上映される予定です。下記の通りです。
【時間・会場】①10:00-11:40本町ステーション(石川県珠洲市宝立町3-12)
②17:00-18:40 いかなてて(石川県珠洲市狼煙町70-1)
【料金】無料 (ドネーション制)
【主催】映画”杜人”能登上映会実行委員会
【お問い合わせ】坂本 090-6978-5488
この映画を観た翌日には、七尾市で行われた家庭倫理の会の場で、何と矢野氏と交流している女性とも会うことができました(^^)/ その方は、輪島のポツンと一軒家で過ごされている方でした。
このブログをご覧の皆さん、ぜひこの映画をご覧ください。自然の息づかいが分かる一人の男が、日本の国土を護ることにつながることが、よく分かります♫
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