9月15日(日)朝7時半より、「家庭倫理の会・金沢」にて、〝モンスターペアレンツ〟というタイトルで1時間ほど講演会をさせていただきました。お孫さんを小学生に持つ方から、M小のPTA役員の方々などを交えての熱い講演会となりました。
私がお話した内容項目は、次の通りです。
①今まで出会ったベスト3の親・ワースト3の親
②松下教育研究所を立ち上げ後の印象的な保護者のエピソード3つ
③今どきの保護者の傾向
④親の意識改革のポイント
⑤親を変える名言シリーズ・エトセトラ
⑥自分自身の親の姿の自己開示
⑦質疑応答
今どきの保護者の特徴は、次の通りです。
・孤独 ・正義は自分 ・自分たちは被害者 ・自分は同情に値する存在
・小さなことを大きくとらえる ・マウントをとりたがる ・自分はサービスを受ける側
・学校はサービスを提供する側 ・私は忙しい!だから学校に預けたのに何してんの!?
そして、理不尽な親御さん(いわゆるモンスターペアレントと呼ばれる方々)の傾向は、次の3つです。
①感情の起伏が激しすぎて、コミュニケーションがとれない
➁暴行・脅迫・不当請求がエスカレートする
③議論が堂々巡りして、肝心の主訴が見えないまま激しく訴える
この3つの傾向性のある保護者への対応は、困難を極めます。私も体験したことがありますから、よく分かります。
そこで、親の意識改革のポイントについては、次の4つをお話いたしました。
❶ わが子だけではわが子は育たない ⇒ 「おかげ様」の意識を育てること
❷ 教育の目的は「自立」!そこに向かって親も学校も同じベクトルを持とう
❸ 子どもの家での主張は「50:50」で聴こう(全部、真実とは限らない)
❹ 子どもの前では、学校や先生の悪口は言わないでおこう
参加されたPTAの方々からのご感想の一部を紹介いたします。
「親として、とても考えさせられたお話でした。我が子をみながら、自分自身を見つめ直したいと思います。」
「今、学校が保護者との軋轢で汲々としていることが見てとれました。もっと組織的に動いて、環境を整備し、先生方がのびのびと活動できる社会をつくることが必要だなと思いました。」
朝早くから、小学生のお子さんを持つお父さんやお母さんの多数のご参加に心より感謝申し上げます。また、PTAの会合などでもお呼びいただければ、存分にお話させていただきます。
帰り際に年配の方から貴重なご意見をいただきました。
「子どもの感謝力を上げると、きっと親もあがりますよ。内観法をすることでそれができます。ぜひ教育現場でも生かしてみてください。」
キーワードは〝感謝力〟・・・。それがあれば、保護者対応はグッと楽になるはずですよね。
私にとってもよき学びの場となりました。このような機会をいただいたことに感謝申し上げます(^^♪
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