
2回目の講義。ようやく少し慣れてきた感じです。
スタートは、次のような問いかけをしました。
<金大の地名「角間」の由来は何だと思いますか?>
突然の問いに、学生は騒然(笑)
「角ばった山の間にあるから・・・。」というような答えが返ってきました。
では、真実はいかに・・・。
「加賀・一向一揆の信者を匿ったから、〝カクマ〟となった」
学生たちから「へえ~っ!」という深い納得の声が上がりました。よし、つかみはOK(^^♪
このあと、次のような内容を伝えました。
① 野々市キウイ農家の工夫 ~まずは食べ比べから~
② 大豆農家の工夫 ⇒ アナタならどんな出会わせ方をするか!?
③ 昔の道具 ~洗濯板の切れ目がカーブを描くのはどうしてか!?~
➃ 昔の道具から分かることは何か!?
⑤ 3年生社会科で大切なのは「本物体験」と「対比」
⑥ 忘れられない3年生の児童への接し方(自閉症児童とのかかわり方とは)
⑦ ICT先進国・スウェーデンの「アナログ教育」転換のわけ
90分授業の時間感覚も少しわかってきました。ラスト10分間、ふりかえりタイムをとり、次のようなことを書くように指示しました。
<アナタの生まれた校区や地域のじまんをどう授業に生かすか!?>
次の写真にあるように、学生たちは真剣に用紙に書き込んでいました。一部、学生のふりかえりを紹介します。

「小学生の時に校区内の和菓子屋さんに見学に行ったり、かまぼこ工場に体験に行ったりしていくうちに、福井もいい所だと思えるようになった。特に和菓子屋さんのカステラがとてもおいしくて、そのカステラが誕生するストーリーを聞いて、より興味関心が持てた。このように、各商品にもそれぞれにストーリーがあり、工夫や努力を知ることで、より地域に誇りを持てたり、愛着が持てたりすると思うので、そのストーリーをもとに、授業を進めて行けたらと思う。私は、地元がすごく好きなので、子どもたちにもその魅力を伝えていきたい。」(金大2年・Nさん)
「小麦がよく栽培されていた地域なので、粉食文化を取り上げたいと思います。冬になると、からっ風と呼ばれる乾燥した北風が吹きます。からっ風について、子どもたちはどう思っているのかをまず聞きます。かなり強い風で目をあけるのも大変なことがあるので、子どもたちからは否定的な言葉が出てくるのではないかと思います。その次に、〝おきりこみ〟〝パスタ〟〝焼きまんじゅう〟といった小麦粉で作った地元ならではの食べ物を話題に出して、子どもの興味を引き出します。小麦粉は乾燥した地域でよく妻財されることを確認し、昔の人々はその土地の気候に適した粉食文化を発展させてきたことを教えていきます。このような授業の後で、からっ風や乾燥に対するイメージが変化していたらいいな、と思います。」(金大2年・Iさん)
まだ教育実習も始まっていないのに、よく考えていることに感心しております。
さあて、次回は「4年生の社会版」です。乞うご期待(^^)/
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