
約1か月ぶりの投稿です。これまで超多忙でして、ようやく落ち着いてブログを書ける喜びに浸ってます(笑)
さて、突然のこの写真に驚かれる方も多いかと存じます。
この格好は、まさに〝サムライ〟です。幕末志士・坂本龍馬の大ファンである私は、あることをきっかけに「志(サムライ)ティーチャー養成塾」を立ち上げることを思い立ちました。
その理由は何か。大きなきっかけは、教育現場のひっ迫した現状と〝2040年問題〟です。
まずは、教育現場を見ると、次のような実態が見られます。
❶ 心折れやすい先生の増加(実際、病休や休職する若者やベテランの先生がいること)
❷ 教師になった理由の多くは「安定志向」という若者が多いこと(志のベクトルが自分に向き)
❸ 育休をとる男性教諭の激増(権利だから取らなきゃ損、という考え方が横行)
❹ 教科書「で」教えるのでなく、教科書「を」教える教師の横行(つまらない授業が多い)
❺ 教師であることの誇りや使命感の希薄化、歴史の真実を知らない教師の増加
以上の5点に私は大きな違和感と危機感を覚えたのです。➌には異論はあると思いますが、人財不足の教育現場で、頼りにしたい男性教諭が育休をとられると、現場が火の車になっている現状を幾多見てきたので、敢えて書きました。育休を取ることにいい悪いはありません。ご本人の事情があり、取ればよいのですが、現場の実態を見ると、火の車になっているところが多いのが実際です。取らなきゃ損だ、という意識があるのも事実ではないでしょうか。
そして、もう一つの理由は、〝2040年問題〟です。15年後に訪れるこの問題の最大のポイントは、
「2040年に人口の35%が65歳以上を占める」
という事実が突き付けられるということです。団塊の世代ジュニアが揃って65歳以上になるということは、定年以降の世代が増えるということ。つまり、働き手が激減するということです。
また、高度経済成長期のインフラが一気に老朽化し、あちこちで倒壊や損壊が起きます。しかし、修繕する「人」がいない・・・という深刻な事態を迎えます。
次のような信じられない状況になることを知っておいてください。
・医療や介護現場の崩壊
・3戸に1戸が空き家となる
・地方自治体の圧倒的な人手不足によるサービスの低下(一部の自治体は消滅)
・警察・消防等の人手不足による治安の悪化
・インフラ倒壊の現場が散在し、交通や運輸サービスの麻痺
・子どもの人数の低下による学校の統廃合の激増 ・・・
この実態をある金融研修会で知りました。そしてこともあろうか、この研修会の講師はこう言ったのです。
「国外逃亡するためにも、お金を海外に預け、その利ザヤで資金を貯めてください」
私は、この言葉にカチンと来ました!
事実は分かった。15年後、大変になることはよく分かった。でも、このわが国ニッポンを捨てていくというのは、いかがなものか!?
まだ15年あるじゃないか!まだ手の打ちようはいくらでもある!ここで日本を捨てる選択を進める金融研修なんかクソくらえだ、と正直思いました。
この方も〝日本人としても誇り〟が希薄なのかもしれません。残念としか言いようがありません。これまでの教育の責任(自虐史観の影響)もあると思います。
では、自分に何ができるか。自問自答しました。
そこで得た答えが、「志(サムライ)ティーチャー養成塾」構想なのです。
「国家百年の計は教育にあり」という言葉は、中国春秋時代の斉の国の名宰相・管仲の言葉です。
1のタネから1の穀物ができる。1の樹木から10の果実ができる。1の人財から100の宝できる、と説いたのが管仲です。人材育成が、一番の国家をよくする方策なのです。
そこで、私は、
教育者としての誇りと使命感の育成、日本人の誇りの醸成、折れない心(ポジティブ思考)の確立、学びの本質を自覚した授業づくりの腕を磨く・・・これらを軸にした〝教育者養成塾〟を立ち上げ、100人の志(サムライ)ティーチャーを輩出すること。その100人の一人一人が、また100人の人を育てていけば、1万人の志(サムライ)ティーチャーが誕生することになり、日本の教育が大きく変わることに寄与できると考えました!
こんな野望を抱いて、この夏、志(サムライ)ティーチャー養成塾を立ち上げます。
次回、さらにこの養成塾の詳細を紹介したいと思います。乞うご期待(^^)/
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