教員不足が主原因では!?特別支援学校での痛ましい事件からの教訓とは!?

 先日、小松市内の特別支援学校で悲しく痛ましい事件がありました。

 このたび亡くなられた児童のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
 また、突然の深い悲しみの中におられるご家族の皆さまに、謹んでお悔やみを申し上げます。
 かけがえのない命が失われたことに、強い痛みと悲しみを覚えます。

 学校長をはじめ、学校関係者の皆さまにおかれましても、計り知れない衝撃とご心痛の中におられることと存じます。
 今回の出来事を受け、心身ともに極めて厳しい状況にあることを思い、深く案じております。
 どうか関係者の皆さまに必要な支えが行き届くことを願っております。

 さて、この事件に関して、メディアは「非常口のカギをもっと上に設置すればいいのでは」と言っていましたが、これはあくまで結果論です。
 もし、火災が起きた場合、自力で開けることができるカギの方がいいに決まっています。その方が安全が確保されますので。

 私は、現場経験者として、今回の事件の背景にあるものは、次の2つにあると考えています。

 ①教員の人不足(特に、非常勤講師の割合が増加傾向にあることに起因する)
 ②情報共有のシステムの確立が不徹底

 まず一つ目が、教員の人不足です。ご存じの通り、学校だけでなく、様々な事業体が人不足で悩んでいます。学校も同じです。
 特に、近年、教員不足の穴を埋めるために、〝非常勤講師〟の割合が増加傾向の一途をたどっています。(私もそうですが)

 非常勤講師は、勤務形態や時数もバラバラです。職員朝礼や終礼、会議にも出席しません。となると、大事な情報共有がしょっちゅう抜けることがあるのです。
 今日は、〇〇限目が行事で授業がない、とか、クマが出るので午後授業カットなど、緊急の情報は勤務していない時間帯の非常勤講師には分からない場合が多いのです。
だから抜けるのです。職員全体への情報共有が、徹底されない場合が多々あるのです。

 事件は待ってくれません。突然起こるのです。その時の対処に、必要なのが「情報共有」なのです。児童の特性や最近の問題行動など、情報を知っていれば、咄嗟の対応も担任でない教員であっても可能となります。

 今回の場合は、トイレの前か離れた場所から、見てくれている教員がいれば、こんなことにはならなかったと思います。校長は、「子どもの自立を信じて独りで行かせた」と言っていましたが、見守る教員は必要だったかもしれません。

 二つ目は、情報共有のシステムの確立です。今回の場合、担任が児童をトイレに行かせた後、一本職員室に校内電話を入れておくこともできたはずです。(携帯電話で入れてもいい)
 「今、Aちゃんが授業中、トイレに行きました。職員室で手の空いている先生がいたら、チラリと覗
  きに行ってください。お願いします。」
 そうすれば、このような事案は起きなかったのではないでしょうか。


 何かあった時の【緊急連絡システム】の確立が、大事な教訓となると私は思っています。

 痛ましい事件で、関係者の心痛は創造を超えるものがあります。その上で、二度とこのようなことを起こさないためにも、この件から学校現場を見直すきっかけにしていくことが、とても大事になると考え、このブログを投稿いたしました。

 何かの参考になれば、幸いです。お読みいただいた方に感謝申し上げます。