リッツカールトン・高野登氏から学ぶ!

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 超一流ホテル・リッツカールトンの日本支社長も務められた 高野 登氏の講演会がフォルテで行われました。おもてなしの精神、超一流のホテルマンの精神を伝授してきた高野氏の講演を拝聴できたことは、私にとって至福のひとときでした。

 ここで得た学びを少しブログをご覧いただいている皆様とシェアさせていただきたいと存じます。

 学びその1:感性のアンテナと情報収集のレーダーを張ること

  アンテナは「受け取る」こと。レーダーは「つかむこと」。一流のホテルマンは、常にアンテナを張り巡らし、様々な情報をキャッチしなければ、顧客に極上のサービスを与えることはできません。経営者や学校管理職も同じことが言えるのではないでしょうか。職員の様子、事業外の変化の様子は、常に意識してアンテナを張らないと、咄嗟の大きな変化に対応できません。また、社内で起きた様々な情報も正確にキャッチしておかないと、適切な処置ができません。アンテナとレーダー、どちらも大切にしたい管理職のツールだと改めて思いました。

 学びその2:「アナタという存在の何が周りを幸せにしているのか」という問いを毎日行うこと

 果たして、この問いに対して、自分は何と答えられるだろうか。自分という存在が周りの人々にとって必要とされているのかどうか・・・。この問いを自問自答し続けることの大切さを、高野氏は力説されました。この問いの本質は、〝自分の中にある可能性〟に気づかせることにあるそうです。その人の中にある〝可能性〟という灯をともすことが、リーダーの重要な役割であることを伝えていただきました。弊所・松下教育研究所は、果たして周りの校長先生や先生方を幸せにする存在であるのかどうか、教育界に必要とされているのかどうか・・・。耳の痛い、心の刺さる言葉でもありました。ですが、ここから逃げずに立ち向かう勇気をいただいた気がしています。

 学びその3:言葉を磨く = 豊かな言葉を身に付ける

 これは、私自身、いつも配慮してきたことです。最終的には、言葉が人を動かしますから。人を動かす言葉とは、心に響く言葉です。その響く言葉は、経験に裏打ちされた、かつ歴史に刻まれた言葉であればあるほど、その人の心に響きます。私が、石川県小中学校長会の会長を拝命させていただいた時、会合の冒頭あいさつは、当然会長の仕事となります。〝常にメモを取りたくなる話〟を用意してきたつもりです。相当のプレッシャーですが、全県からおいでる校長先生方に、来てよかった、聞いてよかったという話をしないと失礼に当たる、という思いであいさつの場に立たせていただきました。今も、言葉を磨く作業は続けています。このブログも、ある意味、私の言葉と思考の修業の場であると思っています。この「言葉を磨く」という視点は、高野氏と一致していたので、ひそかに嬉しい思いでいっぱいになりました。

 最後に心に残った言葉を2つ紹介して今回のブログ記事を終えたいと思います。

 「何歳になっても、感性と心は、磨き続ける限り、成長する」

 「今日が、〝残りの人生の第一日目〟と思えば、今日1日の過ごし方が変わってくる」

以上、高野氏から学んだことでした。ご覧いただき、ありがとうございました。

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