オルタナティブスクールって何!?

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 先日、金沢市の山奥で「ガイアプログラム」の会合に参加してきました。そこで話合われた中身は、「2年後に金沢にオルタナティブスクールをつくろう」というものでした。

 「オルタナティブスクール」とは、直訳すると〝もう一つの学校〟という意味。子どもの主体性や自立性を重視した学校です。アメリカやヨーロッパの教育的な哲学をベースにした学校です。

 熊本で「ウイングスクール」というオルタナティブスクールを実際、経営し、成功させている校長・田上 善 先生(29年間、中学教師を務めていた)のZoomによる話し合いが、画期的でした。

 「ここは、教育の楽園です。」

 「幸せに生きていける経験を積み重ねていけるところ」

という言葉が印象的でした。他学年の子どもたちと作り出す〝プロジェクト授業〟が売りで、自分の打ち出したプロジェクトに共にやりたい子どもと共同で作り上げていく授業の様子が、ビデオ放映で紹介されました。午前中は、小学校でやるべき内容の学習をし、午後は主にこの〝プロジェクト授業〟の中で、「自分が本当にやりたいことをやれる空間」を生み出しています。

 20名近い保護者が集まり、熱心に田上校長に質問や感想を述べあっていました。ここに集まる保護者の方々は、金沢市内だけでなく、遠く富山から来ている方もおいでましたし、放課後デイに務めている方もおいでました。その方も「今の学校現場に限界を感じている」方々ばかりです。

 月に1回、会合が開かれ、「2年後に金沢にオルタナティブスクールを!」を合言葉に熱心な話し合いが続けられています。すでに学校は選ばれる時代がやってきているという実感がありました。単に、今の公立学校への批判の場ではなく、子どもの主体性・自立性を求める保護者の方や教育産業に携わっている方々の〝新しい教育環境の芽〟が育つ場だと認識しています。

 これからも、この「オルタナティブスクール」の話し合いの場は続きます。興味・関心のある校長先生・若き先生、ぜひこの話し合いの場に参加してみてはいかがでしょう。松下教育研究所へお問い合わせいただければ、ご案内いたします。

 保護者の本音や今の公教育に求められている想いに触れることができると思います。義務教育の学校もついに選ばれる時代が到来しつつあることが実感できます。興味のある方は、ぜひご参加ください。

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