学習塾で「個人面談」のコツを伝える!?

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 今週の火曜日、私の勤めているが学習塾の室長6名相手に、学期末に行われる保護者との「個人面談」のコツについて講演依頼があり、お話をさせていただきました。

 テーマは、「笑いで始まり、笑いで終わる個人面談」です。私は24年間、学級担任を務めて参りましたが、常に笑いの絶えない個人面談を保護者と行ってきました。そのためのポイントは次の通りです。

 ①シナリオづくりに全力を図る(その子のよいろところ3つ・実態の資料・希望の見える指導法)

 ②子どもの実態が見えるモノの準備(ノートや答案用紙・作文などの文章・データやグラフなど)

 ③家庭と塾との同じベクトルの方向性の明確化

 ④「この塾でよかった」「この保護者でよかった」と言い合える安心感・希望の発見・感謝の会へ

 ⑤保護者の訴えには「傾聴」と「共感」で!

 ⑥答えられない場合は即答しない(後日、早急に調べてお答えする)

 ⑦保護者へのお願い 「結果」よりも「プロセス」を評価しようと呼びかけ

質疑応答も含めて、約1時間熱く語り合うひとときでした。学校と塾と違う点は、子どもの「知」の部分のみがクローズアップされるのが塾の特性であることです。学校なら、「知・徳・体」トータルで見た話ができますが、塾は「成績オンリー」の世界で話をしなければならないシビアな部分があります。

 だからこそ、その子の塾でみせる表情や特性をよく見て伝えることが大切になってきます。そして、伸びる可能性のある指導法を提示し家庭でのお願いしたいことを具体的に伝えること。ゴールの姿がともに共有し合える関係性が築ければ、「笑顔」で終わる個人面談になっていくと思います。

 各塾の室長は、この11月下旬から12月中旬まで、何と45~50名の保護者と面談が待ち構えています。授業料をもらっている以上、それなりの納得のいく成績や伸びる姿が見えないと他の塾に取られてしまいます。学校以上に厳しい民間のナマの姿を垣間見ております。公立校もぼやぼやしておれません。

 このブログをご覧の公立校の先生方、みなさんも個人懇談会があるとは思いますが、塾での保護者の学校批判は強烈です。担任が聞いたら、ぶっ倒れるほどのものです。特に、中学校の先生批判は強烈そのものです。見えないところで厳しく言われていることを自覚して、日々の実践にあたらなければならない、と気を引き締められる思いです。

 目の前の子どもを今一度よく見つめながら、指導にあたっていきたいものです。

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