来年度の教員人事はどうなる・・・!?

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 現在、中学校の校長先生と会うようにしています。不登校生徒の激増に伴い、進学先の高校で「通信制高校」を望む生徒や保護者が増えているからです。

 そのような中で、ある校長さんと次のような話になりました。

「今、教育委員会は、今回の地震で人事を見直していると思うわ。能登の学校をどこまで再興させ、どこまで休校させるか・・・にもかかってくるし、移住した生徒の増加分は、当然金沢以南の学校に来るので、生徒増・学級増に伴う人事配置も変わってくるからね」

 新聞では、輪島の河井小学校のグランドに6つの学校を合わせた校舎を建てて、地域まとめた学びの環境を整えるという大胆な働きかけをすると発表しています。

 珠洲では、ほぼ全学校が授業再開しましたが、4月になって移住に伴う児童生徒減少でクラス数の減少も考えられます。

 この地震発生後の人事配置は至難の技になりそうです。ある意味、定年延長に伴う再任用の枠による配置が一番手っ取り早く、教員人事の調整にまずは再任用教員をうまく配置する、ということが考えられるのでは、と予想しています。

 私も今年10か月間、非常勤講師を小学校で勤めてきました。来年度、お呼びがかかるかどうか分かりませんが、非常勤という形であれば、足りないところで使っていただければと思います。

 どちらにせよ、まずは能登の復興と、子どもたちの学びの場の保障が第一となります。その上での人事になりますよね。

 能登で定年を迎えられる校長先生や教頭先生は、ぜひとももう一年だけ再任用の管理職で残ってほしい、とある元教育委員会経験者の校長先生がおっしゃっていました。地域や学校の実情がよく分かる管理職がそのままもう一年だけそこの学校に残るメリットの方が、災害の後の今だからこそ大切だから、とのこと。

 確かにそれも一理ありますよね。そこは、市町の教育長自ら、定年予定の管理職の方にじかにお願いされるとよいのではないかとは思いますし、何といってもご本人の気持ちが最優先であることは言うまでもありませんが・・・。

 話は変わりますが、さきほど東京の方から、能登の被災している子どもたちへと、手縫いの〝布袋〟を大量につくってお届けしたいという声が届きました。とてもありがたいことです。

 このように全国各地から、いや世界各国から応援の声が届いています。だからこそ、オールいしかわで能登の復興と教育の保障や充実に向けて、みんなが力を合わせる時なんだとしみじみ思っております。

 このブログを通じて、被災に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、精一杯の支援と応援をしていきたいと思っております。

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