金銭教育の在り方を考える時期が来ています!

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先日、日本の株式が4万円超えをしました。バブル期でも到達しなかった出来事です。しかし、いずれ暴落する可能性もあります。日本の給料も、生産性も上がっていませんから・・・。アメリカと連動していますので。

 また、政府が新NISAを推し進めています。それはなぜか。すでに年金制度が破綻しているからです。もう年金制度はやめるつもりです。2025年あたりがヤマでしょう。年金はあてになりませんから、どうぞNISAなどの投資によって、自己責任で賄ってください、というメッセージです。

 そして、教育現場では怖い出来事がおこりました。なんと小学校6年生が、記念コインを「純金のもので、今、金が高騰しているから、必ず儲かる」といって、93万円をだまし取ったという事件です。そうやってだます方もよくないのですが、93万円も子どもが持っていたというのも驚きです(´∀`*)

 何でも、その93万円も出してしまったお子さんは、お年玉等の貯金を100万円も保持していたというのですね。それを降ろして渡したそうなのです。通帳かタンス預金なのかは分かりませんが、多額のお金を自由に出し入れできる環境にしていたご家庭があるというのも驚きです。

 被害に遭った父親は、次のようなコメントを残しています。

「これまで家庭で金銭教育をしてこなかったのが、大きな原因です。これから、しっかりと子どもに金銭教育をしていきたいと反省しています。」

 この父親は、とても真面目で真摯な方だと推察します。今後、このようなことが起こらないためにも、金銭教育という分野は、家庭でも学校でも視野に入れるべきジャンルになりそうです。

 では、〝金銭教育〟とは、どんなものなのでしょうか。ネット等を見ると、次のようなことが書かれてあります。

金銭教育はものやお金を大切にすることを通じて、お金や労働の価値を知り、感謝と自立の心を育てることによって、人間形成の土台作りを目指す教育である。金融教育はそうした金銭教育の伝統を十分継承しながら、実践的な消費者教育やキャリア教育、さらにはマクロ的な金融・経済の把握といった要素を取り込みながら組み立てられている。その意味では金融教育は金銭教育を包含し、より幅広い内容に発展させたものと位置付けることができる。」(『こどもまなびラボ』 より引用)

 小さいころでは、親と一緒にお買い物しながら、決められた予算で上手に買い物したり、自分のお小遣いをどのように使うか、などの教育になります。成長とともに、どのような職業について働くか、銀行や資産運用をどのように活かせば、生涯設計的にやっていけるか、といったお金の視点を中心に自分のライフプランを立てていくところまで視野に入れたものになります。

 これまで学校は、〝清貧思想〟的なところがあり、お金を儲けるとか、お金を扱うことがタブー視される傾向があったといっても過言ではないような気がします。しかし、これから、年金も当てにならない、保険制度も破綻するかもしれない、となると、ちゃんとした生涯にわたる経済設計が必要になります。そのための〝金銭教育〟の場が、今後必須になると考えられます。

 弊所では、今後〝金銭教育〟だけでなく、〝起業家教育〟〝真実の歴史教育〟の3つが、日本の教育にとって重要な3本柱になる、と考えています。

 私なりに学習しながら、このブログやメルマガにて特集していきたいと思っておりますので、ぜひこれからも、弊所のブログをご覧いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

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