金銭教育について考える⑤ ~信用と信頼の違い~

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 とりあえず今回で「金銭教育」シリーズは一旦終えたいと思います。

 ということで、今回が金銭教育シリーズ最終回(また違う角度でいずれやりたいと思っています)となります。

 今、ニュースやワイドショーで話題に上がっているのが、「投資による詐欺事件」です。有名人になりすまして、多額の資金を投資させ、だまし取るという手口です。

 私もメタ社のFacebookをよく利用しているので、有名人の投資お誘い記事が頻発に掲載されていました。ホリエモン、経済アナリストの森永卓郎さん、実業家の前沢友作氏など、上げたらきりがないほどです。

 ついつい信用してしまうのでしょうね。有名人であり、それなりの成功者が宣伝するのだから、間違いないだろうと思ってしまって、数百万のお金をだまし取れるケースが多発しました。お隣の福井県だけでも4億8千万円の被害額が計上されたというから驚きです(´∀`*)

 ここで大事になるのは、「投資理解」 = 「リスク理解」であるということです。

 つまり、投資教育という金銭教育では、「危険性や失敗を学ぶ」ことが本質なのです。

 そして、「わからないものには、投資しない」ことが鉄則なのです。確かに、有名人は皆さんよくご存じです。しかし、その方が本当に投資をしているのか、どれだけの投資をしてどれだけの利益と損失があったのか、なんて肝心なことは言わないわけです。

 FXやトレードものが短期で稼ぐことができるのものとして実際に存在します。荒稼ぎしている人もおります。しかし、ハイリスク・ハイリターンであり、危険性をよく理解した上でやらないと大やけどを負います。要注意です。黄金色ばかりを夢見るのでなく、現実的に怖い面のあることを教えるのが、本当の金銭教育だと思います。ちなみに、投資の王道は、低金利ながら安定的に伸びているものを長期的に投資していくことが、王道とよく言われています。投資の意味をよく考えた上での投資が大切かと思います。

 私は、金銭教育の冊子を紐解きながら、素敵な言葉に出会いました。ご紹介します。

 「信用」とは、過去の実績である。

 「信頼」とは、未来への期待である。

 よく信用できる人とか信頼できる人、という言葉をしょっちゅう使いますが、「信用」とは過去のその人の実績であり、「信頼」とは未来における期待度を指すということです。

 コツコツと信用を勝ち取っていくこと、それはすなわち、着実に誠意ある行動をとり、人様に喜ばれる成果を上げていくからこそ、「信用」が得られるのです。

 その「信用」の積み重ねがあってこそ、「信頼」に足る人物となれるのです。

 よって、「金銭教育」とは、単なるお金の扱いや知識に長けるということだけではなく、自分の強みを生かし、喜ばれる仕事をしていく中で稼げる力を養い、「信用」と「信頼」を勝ち取ることの大切さを学ぶものである、と言えるのではないかと思っています。

 また私自身、さらに学び直しをして、夏ごろに特集をしていきたいと思っています。読んでくださった方、ありがとうございました。

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