幼稚園でも引継ぎがうまくいかないばっかりに!

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 本日、とある幼稚園の中間管理職の方から、コンサル依頼を受けました。

 前日のブログ同様、幼稚園でも園長同士の引継ぎがないばっかりに、大変な事態に陥ったそうです。

 私立の幼稚園であれば、異動もほとんど少なく、園長さん自身が数十年近く、そこの園を陣頭指揮されてきたため、一旦、その園長さんが引退すると、園長自身しか知らないことが多すぎて、残された一般職員は「聞いてないよ!」状況に陥ってしまいました。

 ましてや、次の園長さんに重要事項も含め、もろもろの事情の引継ぎがないと、保護者や関連業者などとの連絡や連携が途絶えてしまいます。

 昨年度1年間は、もう大変だったそうです。話を聞くたびに、よくぞ持ちこたえました!と拍手を送ったほどでした。

 やはりトップの人が長くその座に居座ってしまうと、独善的な組織体制になりがちとなります。周りの部下にしっかりと情報共有をし、いなくなる前に引継ぎを早め早めにしておく必要がありますよね。

 その園では、旧園長を支持する職員と新園長を支持する職員と真っ二つに割れる現象が起きたそうです。徐々に、旧園長派が減り、落ち着いてきたものの、旧園長派の過激な職員が収まりつかないという悩みを打ち明けてくれました。

 1時間半のコンサルを通して、今後の幼稚園内の人間関係づくりにおいて次のようなアドバイスをしました。

 ① 新園長は、自分の方針をぶれることなく、全体に言い続けること

 ② 中間管理職は、職員と園長とのパイプ役に徹し、園長と職員とのぶつかり合いの場面を極力減らすこと

 ③ 旧園長派の職員に話しやすい職員を味方につけて、柔らかく諭す機会を持つこと

 ④ 旧園長派の職員の悪いところばかりを見ずに、よいところを宝としてほめていくこと

このような助言をして、GW明けの様子を見守ることに…。よき方向に動くことを願っております。

 

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