この写真は、鴨の夫婦でしょうか。最近、朝の散歩コースでこのような風景を見かけます。ほのぼのとしたオシドリ夫婦の鴨さんに見えます。
実は、校長室に訪れるご両親のソファに座る位置で、その夫婦関係が垣間見られます。
不登校や登校渋りでご相談にあがられる両親を、これまで校長時代に10数件見てきましたが、その座る位置で大体そのご夫婦の関係が分かります。
離れて座るご夫婦は、やはり意見の食い違いがあったり、ご夫婦の距離があったりします。反対に横にぴったりくっついて座るご夫婦は、割と意見が一致しており、共にわが子を考えていこうという姿勢がうかがえます。
昨日、不登校児に関する電話のコンサルがありました。不登校のお子さんのお姉ちゃんも不登校。きょうだいの不登校は、よく伝染する傾向にあります。お姉ちゃんが学校行かないのなら、その弟もお姉ちゃんに倣って学校を行かない選択をするのは、よくあるケースです。そのケースに枚挙の暇がないくらいです。
お母さんは何とかしなくちゃ、という姿勢が見えても、お父さんの姿が見えないケースが多いのも不登校を出すご家庭の特徴です。
親御さんの思いや家の中の様子が見えない限り、なかなか進展しないのが不登校事例。まずは、担任とお子さんとの関係を大切にして、学校ができる対応をできる限り誠意を込めて行っていくこと。そして、関係諸機関との連携や周りの子どもの協力、そして地域の方々からの情報提供を仰ぎながら、慎重にアプローチしていくことが大切になると思います。
約50分の電話コンサルの中で、今後の対応の要点を整理し、今後も連絡を取り合うことを確認してコンサルを終了しました。
このブログをご覧くださっている皆様、電話でのコンサルも受付中ですので、気軽にご連絡ください。お待ちしております。
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