子安塾でコラボ♪~家庭の本音と学校の本音を繋ぐ~

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 本日、金沢市の山奥の民家を借りて、ある幼稚園の元園長さんが主催する「子安塾」の中で、イベントをコラボさせていただきました。

 この写真の抹茶は、何と幼稚園年長さんが立ててくれたものです。裏千家の見事な手さばきで思わずうなるほどの美味しさ!アッパレでした♪

 さて、今回、この子安塾で、小学生を持つ保護者5名の方と素敵な古民家の中で茶話会を開きました。

 テーマは、冒頭にあるように〝家庭の本音と学校の本音をつなぐ〟です。ある2年生を持つお母様から、次のような話がありました。

「わが子は発達障害の診断がおりていて、学校にはいろいろとお世話になっています。とても感謝しているのですが、どうしても学校の特別支援体制に一抹の不安があり、お隣の学校の特別支援学級に通わせたいのですが、教育委員会もなかなか首を縦にふってくれず、困っています。」

 規則上、なかなか自由に学校が選べない実状があります。そのことはご理解いただいたうえで、学校や教育委員会への要望の伝え方についてアドバイスしました(詳細は割愛いたします)。

 そのあと、どうして学校や教育委員会は規則にがんじがらめなのか、融通が利かないのか、文科省の言いなりになってしまうのか、などといった本音を聞かせていただきました。

 私の方からは、次のようなことが、現実に学校現場で起きていることをお話しました。

 ・いじめ対応でケース会議が頻繁に行われていること

 ・不登校対応でお子さんや保護者とのやり取りを何度も行っていること

 ・特別支援教室の児童の人数が目いっぱいで、支援員を入れても限界があること

 ・講師不足で、産休や育休代替の講師がなかなか見つからないことに伴い、教師の空き時間が、

  ほどんどないという状況の学校が多く見受けられること … etc.

 学校の実情をお伝えする中で、集まった保護者の皆さんも「知らなかった」「話を聞けて良かった」「またこんな機会を設けてほしい」という声がたくさん上がりました。

 このような形で、保護者と学校との懸け橋ができるのであれば、松下教育研究所としての役割を新たに構築できますし、保護者と学校とのスムーズなコミュニケーションのパイプ役を今後、果たしていけそうな手ごたえを感ずることができました。

 この茶話会は、いずれMROのニュース番組で放映される予定です。決まり次第、このブログ等を通じてお知らせいたします。ご参加してくださった保護者のみなさま、開催してくださった子安塾の方、心より感謝申し上げます。

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