モラロジー道徳教育研究会での学び①

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 今回は第60回目にあたる教育者向けの道徳教育研究会。毎年の夏に行わます。1963年から教育者研究会が始まって、今年でちょうど60年。何と私の年齢と同じか・・・なんて思うと、その歴史の長さに驚かされました。

 私がモラロジー協議会に参加してからもうかれこれ20年近くになります。今年度の研究会の講師の一人目は、長野大学社会福祉部准教授の飯塚先生。この方は、群馬県で高校教諭を歴任し、中高の文部科学省調査官を務められた方です。

 『令和の日本型学校教育と道徳教育』という形での話でしたが、とても分かりやすい話でした。日本型学校とは、カンタンに言えば、〝知・徳・体〟一体型の学校です。海外、特に西洋の学校は、主に「知」のみを扱い、「徳」は宗教の教会、「体」はスポーツクラブや体育関連団体などにすみわけして教育しています。こうしてみると、日本の学校はなんでもかんでも丸ごと引き受けている感じもしないでもありませんね。(だからブラックといわれているのかも・・・)

 「徳」は言い換えると、〝人間として大切なこと〟です。それを基盤にしないと、「知」も「体」もないということ。

 そして、「令和の~」の部分は、ICT活用の部分になります。現在、Chat GPTが話題となっていますが、驚いたことに飯塚先生が務める長野大学の校歌の作詞依頼をChat GPTにしたところ、何と3秒でそれらしい歌詞が送られてきたそうです。その歌詞を見せてもらいましたが、知らない人にとってはそれらしく見えるだけの出来栄えでした(´∀`*)

 飯塚先生がおっしゃるには、これから求められるのは「AIやICTを使いこなす資質・能力」であるということです。その資質・能力の根本を支えるのは、〝問い〟である、とのことでした。

 「対話的・協働的かつ深い学び」に至るまでのスタートであり、核心部分は「問い」にあり!ということを学んだ講演でした。

 次回は、中桐万里子先生のお話です。明日、投稿いたしますので、乞うご期待ください♪

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