今日から白山市・野々市市の学校は、2学期がスタートしました。夏休みが終わっても酷暑はおさまらないままのスタートに、学校のセンセイも熱中症の心配が絶えないと思います。
そんな中でも「おはようございます!」と元気に登校してくる子どもたちの元気な声に大いに励まされ、これからの2学期をがんばろうと思うのも学校に携わる者として、よくわかることです。
さて、私はこの夏、あらゆるセミナーに足を運び、学びを積み重ねてきました。学びの夏と言っても過言ではありません。その中で、この2学期のスタートにちなんだ話をします。
ある焼肉屋さんのチェーン店を経営している社長さんの話です。材料も店員の数や質もまったく変わらないのに、一つの店は売上げが落ち込み、もう一つの店はいつも商売繁盛で売り上げがグングン伸びていたそうです。
そこで社長さんは、売り上げの落ち込んでいる店長に、売り上げが好調の店を視察に行くように命じたそうです。しぶしぶ店長が、売り上げのよい店に視察に行ったとき、次のようなことがわかったそうです。
「仕入れの肉も、店員の数やバイトの子の質もほとんど変わらなかった。でも一点だけ違うところを見つけました。それは〝あいさつ〟です!」
あいさつ一つで売り上げがそんなに変わるものかと思うのですが、実は全然違ってくるのです。
そこの売り上げのよいお店のあいさつは、次のようなものでした。
・お客さんがきたら、店員全員が客の目をみて「いらっしゃいませ」と声をかける
・お客さんが出ていくと、店員全員が客の目をみて「ありがとうございました」とあいさつをする
どの店員も〝心のこもったあいさつ〟をしていたという点が、一番違っていたということに気づいたそうです。
そこで、売り上げの落ち込んでいた店長は、早速その店のマネを始めました。わずか3か月で売り上げが向上してきたそうです。
たかがあいさつ、されどあいさつですね。真心のこもったあいさつが人を変える力を持つのです。
2学期が始まったからこそ、今一度〝あいさつ〟の持つ意味や価値を子どもたちに話してほしいと思っています。
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