この写真のお酒は、先日、30年ぶりに再会した親戚(叔母さん)からいただいた新潟の吟醸酒です。
米どころ・新潟だけに、すごくおいしい♫ 秋の夜長にちびりちびりやっています。
しかし、30年ぶりに再会した親戚の方は、30年前、大変な目に遭っていました。多額の借金を残してご主人が急死、借金取りから逃れるように叔母は大阪へ…。残した子どもは、他の親戚に預けて一家離散状態…。それからずっと叔母一家とは、会えずじまいでした。
そんな折、ひょこんと叔母一家は、3人そろって我が家の墓参りに訪れたのです。昨年、私の実母をなくし、連絡はしたものの葬儀へは来ることもかなわず、1年以上過ぎて我が家へ突然の訪問でした。
どうして今頃・・・。私は不思議ではありましたが、倫理法人会で推奨されている「月1回の墓掃除と墓参り」「毎日の仏壇での祈りとあいさつ」を、たまに忘れることはありましたが、継続して実践してきたことで、〝見えない力〟が働いたのかもしれない、と思っています。
元を忘れず、末を乱さず(反始慎終)
自分の生命が今あるのは、両親を始め、先祖がいてくれたおかげです。その両親や先祖の存在を忘れずにいることは、とても大切なことになります。
また、その両親(私の場合すでに逝去している)や先祖との会話は、お墓や仏壇がアンテナとなってできるもの。宗教ではありませんが、先祖を大切にすることは、何かしら〝見えない力〟が働くようです。
久しぶりに再会した叔母とその子どもたち(いとこにあたります)が、元気でいてくれたこと、我が家の先祖に手を合わせてくれたことに、心より感謝したいと思います。
これも帰天した両親や先祖のお導きなのだとしみじみ感謝しながら、今夜はこの「吟田川」の酒を飲み明かしたいと思います。ー 合掌 ー
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