2023年も暮れようとしている中、夜空の満月をとることができました。
さて、今年1年間、怒涛のような忙しさの中、松下教育研究所を立ち上げ、馬車馬の如く、走り抜けてきました。私は、現在、次のような5足の草鞋を履いております(笑)。
① 松下教育研究所の運営・・・『船中八冊』販売・講演会開催・教育コンサル・出張ヘッドスパ・学校と企業や保護者との橋渡し事業
② フリースクール「パトリ」の顧問・・・不登校生徒在籍の学校訪問
③ ITTO個別学習院の講師
④ 「みずみずランド」教育コーディネーター&「いきもの道場」開催への営業活動
⑤ 小学校の非常勤講師 ・・・ 火曜日~金曜日の16時間の授業を請け負う
大谷翔平の二刀流ならぬ、五刀流で動いてきました。
ある校長先生から、次のように問われました。
「松下さん、そこまでしても、月収20万円いかないんでしょ!?どうしてそこまでするの?」
正直、心にグサッと刺さる率直な質問でした。本業である弊所の仕事が軌道に乗れば、5刀流までする必要はないのです。しかし、生活のためには、そこまでしないと日々の生活に困ります。それなら、再任用でも十分なのに・・・。とさらに問われる羽目に・・・。
ですが、家に帰って改めて考えなおしました。私は、何のために5刀流をしているのか。それは、次のような明確な目的があるからです。
「ブラックな学校をゴールドにするために」
私は、これまで管理職として勤めた10年間、次のような地獄を味わってきました。
〝学校崩壊〟〝リストカット〟〝オーバードーズ〟〝教職員の反乱〟〝半年間に渡る執拗な保護者のクレームとの闘い〟・・・etc.
これから管理職になる方、新しく先生になる方、に私のようなツライ思いをしてほしくない。少しでも気持ちを軽く、明日に向かって子どもたちのために全力を傾けることができる学校現場であってほしい。そのためなら、自分のできることはなんでもしよう!
そう思って立ち上げたのが、この研究所です。この思いは今も変わりません。
現在、ある県議会議員の方と、新しい教育制度が立ち上がらないか、議会質問をしていただく段取りが進んでいます。学校現場で精神疾患で倒れる原因のトップ3が、「手のひらに乗らない発達障害のお子さんへの対応」「いじめ対応」「執拗で過度な要求を迫る保護者対応」です。
学校に問題が訪れる前に、専門家集団による問題の預かり所があると、学校としては大変助かるはずです。弊所でもいくらでも対応しますが、いかんせん私は一人なので、全部には対応できません。
スクールロイヤーでは間に合わない。弁護士・スクールカウンセラー・ソーシャルワーカー・臨床心理士・退職校長などのベテラン教師 といった専門化集団が、各地区にあると、学校現場の修羅場は相当数減少するはずです。
その実現化に向けて、私は再任用とか教育委員会を背景にした職業には就くわけにはいかないのです。売り上げとか生活費とかいってはいられない。待ったなしの現場を救うために動くだけです。
動くには、車のガソリン代が不可欠です。月々3万円は軽く超えます。そのガソリン代を稼ぐために、5刀流をせざるを得ないのです。
弊所が軌道に乗るまでは、とうぶん5刀流で行かざるを得ないでしょう。それでいいのです。私は喜んでやっていますから・・・。楽しようとか、ボチボチ働いて、なんて悠長なことは私には無縁です。
やれるときにすぐする!動ける間はとにかく動く!人の喜びのために一歩でも前へ!
そんな思いで1年間やってきました。来年も動き続けます。〝生涯現役〟を合言葉に、来年さらなる活動のブラッシュアップ化、活動の発展・進展化を図ります。
このブログをお読みの皆様、どうか今後も弊所の取り組みへのご理解と応援のほどよろしくお願い申し上げます。
いよいよ明日から2024年。皆様のみすますのご多幸とご活躍を心よりお祈り申し上げます(^^)/
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