3学期のあいさつは「当たり前に感謝」ですね

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 能登半島地震から1週間が経ちました。明日から3学期が始まります。能登地区では、開校どころではなく、休校をやむを得ない状況と拝察いたします。

 この写真は、地震が起きて3日後に撮った写真です。当たり前の風景ですが、この「当たり前」が、実は「当たり前」ではないことを、この震災で思い知らされたのではないでしょうか。

 家がある、道路が整備されている、電線・電柱がちゃんとある、夕日がまともに拝められる・・・この状況が、能登では当たり前ではない状況になっています。

 水がある、電気がつく、温かいものがいただける・・・それだけでもいかにありがたいことか。学校に通える、会社に行ける、車で移動できる・・・何とありがたいことか。

 ありがたいとは「有難い」と書きます。有ることが難しいから、「有難い」のですよね。

 ナイジェリアのことわざに以下のようなものがあります。

  Give thanks for a little and you will find a lot.

 (小さなものに感謝しなさい。そうすればあなたは多くのものを得るだろう。)

 「小さな当たり前にありがとう」という思いで、この3学期、スタートすることが肝要ではないかと思います。

 

 同じ石川県民として、能登の一日も早い「当たり前」のことができる日が戻ることを心より願っております。

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