昨日(2/24)、「食の安全を考える」という講演会に参加してきました。衝撃を受けて帰ってきました。その衝撃とは何か!?
〝ゲノム編集〟された食と〝放射線育種〟のお米が、日本の食卓に並ぶ日が近くなる、ということです。しかも、ここで問題なのは、この二つのキーワードが、食材に表示されないまま、店頭に並ぶかもしれない、ということが、大きな問題となっています。
では、この〝ゲノム編集〟および〝放射線育種〟とは何か。
まず、ゲノム編集ですが、カンタンに言うと、「遺伝子の一部の機能を切り取って別のモノと入れ替える」という遺伝子操作のことです。現在、日本が一番進んでいるそうです。
例えば、養殖マダイ。それをゲノム編集すると、筋肉をぞうしょくさせる遺伝子を切り替えることで、2倍に太ったマダイに成長するそうです。しかし、ここで問題があります。筋肉が異常に成長するため、背骨が曲がったり、尾びれが変形することで、俊敏な動きがとれない魚になるとのこと。そんな魚をみなさんは食べたいでしょうか。それがいずれ表示なしで店頭に出回るかもしれないのです。
レプチン遺伝子といって、生殖機能や骨の形成、心臓を動かす機能といった遺伝子を壊し、別の遺伝子を入れるというのですから、生体にとって大きな変化となります。また、各遺伝子は「ネットワーク機能」を持っているため、一部の遺伝子を壊されて別のモノを入れられると、周りの遺伝子の機能にも微妙な変化が起きてしまう、という未知数な恐怖が隠されています。
このような食材を口に入れてしまうと、まず考えられるのは、〝アレルギー反応〟です。ただでさえ、学校現場にアレルギーの子が増えているにもかかわらず、さらに増加の一途をたどる恐れがあるのです。
次に、〝放射線育種〟についてです。これは、「重イオンビーム」をお米に照射して、カドミウムを吸わない米にして、店頭に出荷するお米のことを指します。では、なぜ「重イオンビーム」を照射するのか。カドミウム汚染されたお米をなくすためです。銅山などの鉱山付近から出たカドミウム汚染された河川の水を吸った土壌が、日本に残されているため、そのカドミウム汚染をゼロにしようという動きで、まず秋田こまちがその対象として狙われています。
しかし、そもそもカドミウム汚染された地域はどこか、ということですが、すでに97%の水田は安全であることが分かっています。それなのに、この「重イオンビーム」を照射してしまうと、さきほどの「ゲノム編集」と同じ効果として、ある遺伝子が壊されてしまい、マンガンなどの成分を吸わない品種になってしまう、という危惧が出ています。そんなお米が、子どもたちの給食に出ることを考えてみてください。学校関係者も、保護者も、当然反対すると思います。
この〝放射線育種〟も表示はされません。これは由々しき問題だと私は思います。
そこで、この由々しき問題に対応する解決策の一つが、「学校給食のオーガニック無償化」です。これは、地方自治体の条例を作成することで可能となります。すでに千葉県いすみ市で成功させています。〝子どもの健康〟と〝土壌の保全〟と〝農家の自立〟が担保されるのです。
地方自治体の法令では、2000名の署名が集まれば、地方議会で取り上げられることになっています。私は、まずは、白山市が先頭を切って「オーガニック無償化給食」の実現を図ることで、ジオパークの宣伝にもなるし、石川県の能登の復興へつながる機運にもつながると私は考えています。
このブログをご覧のみなさん。まずは、食の安全性に関心を持っていただき、ともに動いていきませんか。下記の「OKシードマーク」表示運動のQRコードから、情報を入手し、正しい知識をもとにご理解とご協力をいただけると幸いです。弊所は、この運動に積極的にかかわって参ります(^^)/
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