金銭教育の第2弾。それは「見えないお金」です。
「見えないお金」とは、キャッシュレス化された社会でのツールのことです。キャッシュカードを始め、クレジットカードから、最近では、PayPayなどの携帯電話がサイフ化したものまで、多種多様になってきています。
今年に入って、小学生6年生による金貨(実際は記念コイン)を93万円で買わせたという事件がありました。93万円を払った子は、これまでのお年玉の貯金が100万円あり、この金貨を課金すればさらに高い金額になると、同じクラスの子にそそのかされて、キャッシュカードで93万円を引き落としたというのです。
また、ある5年生のお子さんが、ゲームの課金で父親のキャッシュカードの番号をこっそりとメモし、1か月で30万円の課金をした、という事件も発生しております。
今や、子どもたちの多くは、スマホを持っています。変なサイトを開き、過当な金額を請求されたり、スマホのサイフ化を利用して、友達とのお金の貸し借りも行われています。
家庭において、〝キャッシュレス〟の怖さやリスクについて、十分教えておく必要があります。
「お金は天から降ってこない」
「お金は、人々の努力の対価」
「お金は、人を喜ばせるためのものである」
このような価値観を子どもの時から、しっかりと育てておく必要があります。
これは学校では十分教えることはできないことがらです。家庭教育のウェートが高い分野です。
家庭の教育力に格差が出てきている昨今ではありますが、家庭と学校との連携の中で教えていく必要性がますます高まっていることは間違いありません。
コメント